日本維新の会の判断につけるべき点数は、プラス60点ではなく、マイナス10,000点
橋下徹さん、完全に自分のブランディング(=橋下吉村前原維新)アゲ路線に無理やり入って電波でコメントを垂れ流しているが、自公維合意を評価する際に「現状と比較」している時点で、まったく話にならない。
今回の春の陣は、三十年五十年に一度の宙吊り国会、ハングパーラメントだったのだから、野党は必ず得点できる、得点して当たり前、何点取れるかの勝負だった。
だから、日本維新の会の政策に点数をつける際には、「現状と比較」するのではなく、もう一つの「国民民主党の政策と比較」して、点数をつけなければならない。
国民民主党は、三十年ぶりの基礎控除の所得制限なき引き上げと五十年ぶりのガソリン暫定税率の廃止を公約に選挙に勝利したが、日本維新の会は、教育無償化を掲げて選挙に負け、そして馬場執行部は失脚した。
こうした中で、所得制限のついた基礎控除やガソリン暫定税率廃止にまったく触れず、高額療養費の限度額引き上げを盛り込んだ、そして、高校支援金は大阪方式のキャップ制を捨てて、かつ、大阪の公立高校の定員割れ状況等の検証もせずに、中途半端な制度拡充を前提に、来年度予算案賛成で与党と合意してしまった。
日本維新の会が低いボールで妥協しなければ実現したであろう国民民主党の政策と、今回の自公維合意とボロボロの来年度予算案とを比べたら、日本維新の会の判断につけるべき点数は、プラス60点ではなく、マイナス10,000点だろう。
有権者は、来たる参院選で改めて点数を示し、国民が求めている政策がなんなのか、今の時代に求められている新しい大きな政治とはどのような政治なのか、勘違いしている橋下吉村前原維新にも理解できるよう、改めてしてしていく必要があるのだ。
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橋下徹
橋下徹氏「100点狙わない…60点でもやるという判断、吉村代表らしい」と“維新の与党案賛成”に持論
※ X(旧Twitter)投稿を転載
(アーカイブ:2025.03.08)