知事会でしっかり全国の知事と議論を重ねてこなかったのか
高校授業料の無償化(支援金の拡充)について、全国知事会の委員会で公立高校離れが進みかねないとの懸念の声が出たと報じられています。
分からないのは、日本維新の会の吉村洋文代表大阪府知事は、与党と合意する前に、知事会でしっかり全国の知事と議論を重ねてこなかったのか、ということ。
ガソリン暫定税率の廃止については、橋下徹さんが「地方との調整が必要。即刻減税を主張する立憲・国民はダメ。」等と猛批判をしていましたが、子どもたちにより深刻な影響のある高校教育の在り方について全国の知事と議論を深めてきていないとすれば、それこそ拙速との批判を免れないでしょう。
腹が立つのは、電波コメンテーターの橋下徹氏が、野党間予備選を袖にした国民民主党に対しては事あるごとにテレビで批判するにもかかわらず、こうした(自分の後継者である)吉村代表の不手際については、一切、批判しないことです。
政治家も電波コメンテーターも、その人物が、本当に公のために懸命に働いているのか、公のためといいながら内実は私心いっぱいで保身のご都合主義なのか、国民はしっかり見極めていかなければなりません。
時代は乱世。
一人ひとりの国民がしっかり政治家を見定めていく、そして第四の権力である電波コメンテーターに対しても、言うべきことは言っていかなければ、世の中は良くなりません。
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NHKニュース
全国知事会 “高校無償化で公立離れ” 国に支援求める意見
※ X(旧Twitter)投稿を転載
(アーカイブ:2025.03.16)