トランプの関税政策について、米トランプ政権ブレーンであるOren Cassオレン・キャス氏

トランプの関税政策について、米トランプ政権ブレーンであるOren Cassオレン・キャス氏(American Compass
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なぜ関税強化なのか トランプ政権ブレーンが語る「改革保守」の真意

正直に言えば、私はトランプ政権の『ショック療法が必要だ』という主張に、より同調しています。なぜなら、最近訪問したカナダもそうでしたが、特に日本で、古いパラダイムや旧モデルへの強い固執を感じたからです。何らかの言葉や行動を駆使すれば、何とか旧モデルを維持できる、と信じている人が多いのです」
 「トランプ大統領と、彼の政権で国際交渉に関与する人々も、彼らが試みた対話で、米国の外の世界では思考の変化があまりに少なく、米国の変化が理解されていないと強く認識しています。何が問題で、なぜ変化が必要か理解しておらず、旧モデルを維持することが依然として選択肢の一つだと信じています。新しい方向に進むための第一歩が、もはや旧モデルは選択肢ではないと納得させることだとしたら、その方法を見つける必要がある。これは経済政策の問題というよりも、政治的・心理的な問題です」
 ――真剣に受け止めていないように感じていると。
 「はい。変化が恒久的であると信じるかが、まず大切です。慎重なアプローチを取るほうが信用度を高めることもあるでしょうが、強力に揺さぶるほうが高まる場合もあります。関税政策が実施されたことは、その意味でも非常に重要だと感じています」

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足立康史
幕末から77年を経て迎えた終戦。終戦から77年を経て目の当たりにしたロシアのウクライナ侵略。戦後の国際秩序は脆くも崩れ去り、トランプ大統領の関税政策により、戦後の自由貿易体制は完全に終焉を迎えたと言わざるを得ません。こうした世界的な動乱の時代「乱世」に生きる私たちは、三十年ぶりの基礎控除引き上げや五十年ぶりのガソリン暫定税率廃止といった措置を即日実行に移すことは当然として、その上で、八十年ぶりの新秩序構築に取り組まねばなりません。がんばりましょう!

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(アーカイブ:2025.04.03)