優先順位を決めることこそ政治の最大の役割
党を外から見ていて最近の日本維新の会に感じる最大の違和感は、何をしたいのかがまったく分からないことです。
本気で何がしたいのか。
この動画にあるように、企業団体献金が日本政治を本当に歪めているというなら、維新が本気で企業団体献金を廃止したいなら、
1)なぜ最近まで馬場伸幸前代表ら大阪の国会議員は医師や不動産関係の政治団体から献金を受けてきたのか
2)なぜ最近まで政治資金パーティー券を企業団体に売り続けてきたか
3)なぜ大阪府知事は優勝パレードの協賛金を企業団体に無心してきたのか
そして何よりも、
4)なぜ先の来年度予算案に賛成する条件に企業団体献金廃止を含めなかったのか
理解に苦しみます。
政治とは優先順位の芸術です。優先順位を決めることこそ政治の最大の役割なのです。
国民民主党は、何よりも基礎控除の引き上げとガソリン暫定税率の廃止を最優先に考えてきたから、それが実現しないなら来年度予算案に賛成できないとして、反対しました。
日本維新の会は、高校支援金の拡充こそが最優先であり企業団体献金の見直しの優先度は劣後すると考えてきたからこそ、企業団体献金の廃止に一切触れず来年度予算案に賛成したんでしょう?
その維新の政調会長が、何故そんなに偉そうに(抜け穴がある)空虚な(献金廃止という)理念を掲げて拳を振り上げることが出来るのか、私にはまったく理解できません。
全国の有権者も理解が出来ないのではないでしょうか。
(横尾さん、引用してごめんなさい。よい素材だったので。)
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横尾しずか 豊中市議会議員
悔しいという思いをしているのは我々だけではなく、官僚の方だって政治家の方だって一生懸命仕事をしてる人はわかってる。企業団体献金でお金をもらってるから頭が上がらない配慮しなきゃいけないと、皆んなわかってる。皆んなわかってるんだからやめよう。
※ X(旧Twitter)投稿を転載
(アーカイブ:2025.03.23)