日本維新の会の綱領「小さな行政機構」
日本維新の会については、愛着もあるので、一言だけ。
維新の東京都議さんが「小さな政府」を目指す!と仰ってますが、
日本維新の会の綱領には、
「小さな行政機構」
政府の過剰な関与を見直し、自助、共助、公助の範囲と役割を明確にする。 公助がもたらす既得権を排除し、政府は真の弱者支援に徹する。
複雑な制度設計による行政機構の肥大化を否定し、シンプルかつ公平な制度設計による簡素な行政機構を実現する。
とあります。
これは、私も起草委員だったので、よく覚えていますが、橋下徹代表(当時)のこだわりで、小さな政府では無く、小さな行政機構。単なる政府、財政規模の大小では無く、効率性(裁量を最小化、効用を最大化)と機動性(平時と有事の切り替え)を重視。成長と分配は出来るだけ市場に委ね、再分配は政府の責任で行う。そしてその再分配における裁量、市場介入を最小に、効用を最大にする。その究極がBIだったんだよね。
但し、たとえBIの導入によって財政規模が大きくなっても、補助金よりバウチャー、既存の社会保障の枠組みより給付付き税額控除やBIの方が裁量を縮小出来る。だから、いわゆる「大きな政府」ではない。「小さな政府」でもなく「大きな政府」でもなく、「小さな行政機構」。
いまの維新は、反対に、教育バウチャーでなく高校支援金のばら撒き、BIとそれに見合う増税より減税、挙げ句の果てに「小さな政府」と言い出してしまった。
すべてを捨てて、空気を読むだけの政党に成り下がってしまった。
終わりです。
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吉村洋文代表が大阪に籠城する中で、大阪以外の維新議員が戸惑い、困惑し、新しい道を模索するのは、人間としては分かります。
しかし、公党や公人は、筋を通さないといけません。党綱領と違う政治運動をするのであれば、離党するか解党しないとダメです。
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松田りゅうすけ
都議会で維新は、これまでもこれからも、”減税から小さな政府”を目指していきます!!都議選の公約も、”減税”です。↓減税から小さな政府へ:日本経済新聞
※ X(旧Twitter)投稿を転載
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(アーカイブ:2025.04.22)