小選挙区制下の野党が果たすべき役割 - 政府与党だけでなく野党にもある説明責任 -
1.暇を持て余している民主党とテレ朝
今日も朝8時から、党政調役員会、国対役員会、原子力調査問題特別委打ち合わせ、幹事長定例会見陪席、総務委員会理事懇、代議士会、本会議、公務員給与制度勉強会、災害対策部会長ヒアリング…と忙しい一日でした。昨夜の橋下法律政策顧問を交えての憲法PTもあって、政策で頭はヒートアップ状態です。
ところが、こうした忙しい時に限って、民主党によるつまらない揚げ足取り、レッテル貼り、そしてどんでもデマが、なんと3つ連続で我が身に降りかかってきて、正直、辟易しています。民主党や一部のマスコミは、他にやりたいこと、やるべきこと、やれることが無く、暇を持て余しているに違いありません。
2.私個人への三連続レッテル貼りに辟易
第一は本日午前、民主党推薦の郷原氏がまたブログを公表し、私を「政権与党の用心棒議員」とレッテル貼りするのみならず、国会内の(民主党による私への)懲罰動議の扱いに口出ししてくる始末。非礼を詫びる気持ちは既に何度も伝えたので、これで終わりにしていただきたいというのが正直なところです。
第二は本日お昼に開催された総務委員会の理事懇談会。民主党の理事がまたまた私の委員会発言に言いがかりをつけ、明後日に予定されている私の質問時間を圧縮、おおさか維新より小さな社民党の質問時間20分よりも短い18分に。大政党が小政党に傾斜配分する慣行を無視した民主党の横暴が止まりません。
第三は本日午後の衆院本会議後。本会議場から出てくると、テレ朝の玉川ディレクター率いるクルーが照明とテレビカメラで私を取り囲み、民主党山尾委員による「保育園落ちた日本死ね」質疑の際に私が野次ったとインタビュー要求。しかし、結局、民主の山井筆頭によるガセ情報だと判明し、放映もなしに。
3.小選挙区制下の野党が果たすべき役割
たまたま今日は、こうして午前、昼、午後と3回連続して面倒なレッテル貼りに直面したものですから、改めてコラムにしたためていますが、民主党や偽新の党が国会でやっている活動のほとんどは、要すれば、こうした足の引っ張り合いばかり。政策や法案も、国民を欺くための、不真面目なものばかりです。
従来の55年体制下であれば、そうした不真面目な活動も、国民から評価される限りでは有効であったのでしょう。かつての社会党、今の民主党は、政府与党に反対している振りだけして、その大根役者演じる歌舞伎をマスコミが放映する。最後は両者の国対同士で手打ちをしてシャンシャン、幕引きとなります。
しかし、小選挙区制が導入された今、野党が果たすべき役割は根本的に変わったのです。55年体制では政府をチェック(してる振り)だけしてればよかったかもしれませんが、政権交代可能な二大政党制を築くためには、与党だけでなく、政権を目指す野党第一党も厳しいチェックに晒されなければなりません。
私が国会にあって、政府与党だけでなく野党である民主党や維新の党の政治姿勢や政策に意見する(例えば3月1日衆院総務委員会)のは、単に彼らのことが嫌いとか怨嫉だとか、そういう矮小なことではありません。政権を目指すのであれば、真摯に、事実に即した、政策提案がなければ、またあの悪夢の3年間が繰り返されかねないからです。
4.参院選では憲法改正勢力で2/3獲得する
ところが民主党を筆頭とする野党5党は相変わらず、日本を取り巻く現実にも、政策にも、憲法にも、正面から向き合おうとする気配がありません。本日明らかになった民維新党の綱領案では、憲法改正について、民主党時代と変わらない「未来志向の憲法を構想していく」に止まるというから話になりません。
私たち「おおさか維新の会」は、昨夜開催された党憲法PTで、橋下法律政策顧問にも意見を仰ぎながら、1)地方の自立と多様な発展を可能とする中央地方関係、2)子どもたちの経済格差を乗り越える教育無償化,3)憲法適合性を判断する憲法裁判所の設置を3本柱として、参院選に臨むことを決めました。
私たちは大阪の皆様につくっていただいた大阪維新の会に基盤を有していますが、いつまでもその遺産を取り崩すだけの活動では橋下顧問に顔向けできません。強いものに怯まず、弱者を徹底して支える。既得権益を打破する。たたみ掛けるように事実を突きつけていく。身を挺して取り組んでいく所存です。
(アーカイブ:2016.03.08)