国民・玉木代表 参院選擁立の山尾志桜里氏に「発信には注意してもらいたいと伝えた」女系天皇めぐるSNS投稿で

国民・玉木代表 参院選擁立の山尾志桜里氏に「発信には注意してもらいたいと伝えた」女系天皇めぐるSNS投稿で

国民民主党の玉木代表は17日、横浜市で記者団の取材に対し、夏の参院選比例代表に擁立する山尾志桜里元衆院議員が、母方にのみ天皇の血筋を引く女系天皇についての議論を促す意見をSNSに投稿したことについて、発信には注意するよう伝えたことを明らかにした。

山尾氏は15日、自身のSNSに、「女系天皇の議論を避けつつ、女系天皇の選択肢を排除する進め方は間違っている」と投稿した。

これに関し、玉木氏は山尾氏について、「少し現職を離れていたので、最新の議論の進捗状況、特に(国会での各党派による)皇室全体会議のやりとりは必ずしも全部が全部公開されているわけではないので、今の現状について私から説明しておいた」と述べた。

そして、「少なくとも悠仁親王殿下までは、現行憲法または皇室典範のもとで、男系男子ということで引き継ぐ流れが明確に決まっている」とした上で、「これを揺るがせにするような議論はかえってようやくまとまりかけている議論を妨げることになりかねない」と指摘。

その上で、「有識者会議の報告書の中にもある通り、その先のことを議論するのは時期早尚だ」との認識を示した。

玉木氏は山尾氏に対して、「発言、発信には注意してもらいたいと伝えている」と明かし、「静謐な中で丁寧な議論を積み重ねて、今ここまで来ている。まずはその議論を我々としても丁寧に進めていきたい」と強調した。

X(旧Twitter)投稿を転載

(アーカイブ:2025.05.17)