私が何年も前から提案してきた【旧姓使用法定化】

誰が考えても、戸籍制度の同一戸籍同氏の原則を維持しながら別姓を望む配偶者の不便を解消する方法は、玉木雄一郎代表が提案する【結婚前の姓の使用を広く認め法的効果を付与する】=私が何年も前から提案してきた【旧姓使用法定化】となる。

不便を解消するために必要な措置だけを講じればいいのです。

何も憚る必要などありません。

それ以外の制度改変は不要なので、玉木さんが書いているポイントも、概ね、現行制度を変えない、となっています。

合理的です。

一点だけ、なぜか「筆頭戸籍者を明確にする」タイミングについて、玉木案では「第一子が生まれた時」となっているのが解せません。筆頭者を決めるのは、現行制度のまま「婚姻時」で良いのではないでしょうか。

なお、自民党が進めてきた併記で十分という意見があるのも承知していますが、婚氏続称制度もあるのですから、婚前氏続称制度くらい、さっさと整備すれば良いと私は考えます。

よろしくお願いいたします。

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足立康史
私の案は、家族の一体性を重視しその根拠を家族のインデックスたる「氏」とそれを支える戸籍制度に求める保守派の主張と、女性の権利を声高に叫ぶ左派の主張との両方に目配せしながら、婚姻前の旧姓を社会的に使い続けたいという切実なニーズに応えようとするもの。広く両派からの批判を乞う次第です。

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玉木雄一郎(国民民主党)
選択的夫婦別姓については、人によって持つイメージが異なっているので、もう少し、解像度の高い議論が必要だと考えます。現在、党内で議論をしている最中ですが、以下のようなポイントを踏まえた制度設計が必要だと考えます。◾️結婚前の姓の使用・結婚前の姓の使用を広く認め、法的効果を付与する◾️家族の一体性・家族の一体性は重要・戸籍制度は残す・筆頭戸籍者を明確にし、筆頭戸籍者の姓が、原則、全員に及ぶ・別姓を選択した配偶者の旧姓のみ戸籍に追記◾️子どもの姓・子どもの姓は筆頭戸籍者と同一とする・第一子が生まれた時に筆頭戸籍者を決める・子どもの姓がきょうだいで異ならないポイントは、結婚前の姓の使用を幅広く認めつつ、戸籍制度を残し、筆頭戸籍者を定めることだと考えます。新たな制度を作る時には、幅広い合意を形成することが必要です。皆さんのご意見をお寄せいただければ幸いです。党内の議論に反映させていきます。

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(アーカイブ:2025.04.04)